住宅会社を回る際のコツ
こんにちは。緒方建設です。
コロナ禍の影響でおうち時間の需要が増え、それに伴い新築の需要が見直されております。
弊社にご来社くださった方にお話を聞くと、コロナショック発生まで新築は考えていなかったという方もかなり多いです。
おうち時間が増えると、いつもは家にいないご家族が勢ぞろいするため、部屋やリビングの広さが不足するなど、賃貸やマンションではカバーできない部分が出てしまうようです。
こういった事情からいろんなハウスメーカーや工務店を回ることが多くなるかと思いますが、その際に気を付けるべきことをピックアップしました。
弊社を回ることも含め、ぜひ参考にしてください。
①決意するまで契約しない
「工事請負契約書」を交わしてしまうと、融資特約等の特別な事情がない限りはとりやめることはできません。
契約=契約した会社に家づくりを任せるということになり、後戻りすることができないのです。
そしてもし契約後に取りやめる場合は契約書で定めた高額な違約金が必要になります。
「まずは契約を」「契約してから考えましょう」といった提案には乗らず、気持ちよく家づくりを進めるためにもほぼ確定した間取り・標準仕様や設備の詳細・必要な総額費用を確認した上で、「この住宅会社を信頼して任せよう」と決意を固めるまでは契約書へのサインはしないようにしましょう。
(プラン集から出した間取りで概算予算を組んで、それで契約してから細かいところを決めましょうという話もあるので注意です)
②予算ギリギリで契約しない
注文住宅の場合、事前にこれ以上はかからないですと聞いていても話を進めていくうちに欲しくなったオプション工事や諸経費や税金・地盤改良などの予定外の工事等で追加が発生する場合が多くあります。
もちろん当初予算内で進めるのが原則ですが、あと50万円~100万円上乗せしても余裕がある金額で契約するのが良いでしょう。
分譲住宅の場合は価格が決まっているので、消費税・諸経費込で予算に収まていればほぼ大丈夫な場合が多いです。
③住宅ローンはめいっぱいまで借りない
住宅ローン審査は年収や勤続年数などのデータをもとに行われます。
そのため、たとえば予算3500万円の方が4000万円や4500万円で通るケースも多くあります。
しかし考えてみましょう。例えば現在の家賃9万円の方が3500万円の予算で住宅ローンを組むと月々の支払いは約9万2千円となります。これであれば家賃とほぼ変わらない支出で支払いができますよね。
しかし、4500万円借りられるからと言って借りてしまうと月々の支払いは約12万円です。
これから子どもが成長したり、家電や車の買い替えが必要になったり・・・
そう考えると目いっぱい借りるとどうなるかは一目瞭然です。
借りる金額を減らすことは自由にできるため、予算より多めに審査を通しておくのは問題ありません。
逆に増やすことは再審査が必要となり、手間も時間もかかるので(たとえば当初3500万円で見ていた予算がやむを得ず3600万円になる場合など)、
そのことも考慮して柔軟に対応できるようにしておき、状況に合わせて調整できるようにしておきましょう。
また、借りられる金額めいっぱいでの提案をされてもその提案が本当に問題ないかはしっかり判断しましょう。
※借入期間35年 変動金利0.6%で計算しております。
④候補から外れた会社には断りを入れましょう
多くの住宅会社では明確な断りが入るまでは契約を期待します。そうするといつまでも追客名簿に載り続け、定期的にダイレクトメールや電話営業、訪問営業をかけなければなりません。
(それをやることを社内的なルールにしているところもあります)
電話でもメールでもお手紙でもなんでも構いません。決まっていても決まっていなくても候補から外れたら「他の会社で契約しました」と一言言えばOKです。それ以上は何を聞かれても答える必要はありません。
住宅建築は人生でとても大きな買い物で、住宅ローンは一生の借金とも言えます。
こんな状況だからこそ焦らず、気持ちよく素晴らしい家づくりができるようにしましょう!
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