新築工事

「気密測定」は単に気密性能を測るだけではありません

2025.01.28 新築工事

こんにちは。住宅アドバイザーの緒方涼です。

 

緒方建設では、全ての新築住宅で気密測定を行うことを標準化し、C値を1.0以下とすることを絶対にしています。

断熱性能は計算で数値を算出できますが、気密性能を数値化するためには気密測定をする他ありません。

そして、気密測定を行う理由は「気密性能を測定する」だけでなく、「処理が足りていない箇所がないかの確認」にもなるからです。

↑実際に測定を行っている時の様子です。

 

まず、測定を行う前に気密処理を行うのですが、どれだけ気を付けてやってももう少し処理をした方が良い箇所等が生じてしまうことがあります。

しかし、測定を行えばそういった場所が生じてしまっている場合は特定ができるというわけですね。

 

緒方建設では測定の実施をして、そういった箇所が確認された場合はその場で再処理を行い、再び測定を実施して処理が適切に行われたかどうかの確認まで行います。

ちなみに緒方建設の新築住宅でもっとも気密性能が良かったのはC値=0.6です。

ちなみにこちらは吹付断熱を使わず、高性能グラスウール+防湿気密シート+気密処理を用いての数値です。

そのため、ありがたいことに測定員さんからもお褒めの言葉をよくいただきます。

また、気密測定はなかなか見られない光景なので、お施主様がお立ち合いを希望されることも多いです。

(もちろん二つ返事でOKしています!)

 

気密性能は高性能住宅がその効果を発揮するのに必須と呼べる要素です。

断熱性能だけがすごく良くても気密が甘かったらその効果を十分に発揮できませんし、逆もまた然りです。

年間6棟限定で1棟ずつ丁寧に創るからこそ、こういった見えない事前準備のところも、より丁寧に施工するよう心がけております!

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