リフォーム

不審な業者にご注意ください

2020.06.30 リフォーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近頃、外壁塗装や太陽光、屋根業者の飛び込み営業が多いとオーナー様からのご相談を多くいただいております。その中で気をつけなければならない代表的な物には下記のようなものがあります。

①突然やってきて、無料診断をやっている・近くで工事をやっていた等の理由で壁や屋根、床下を見せろと要求してくる

②上記の要求後、すぐに対処しないとマズイと不安を煽ってくる

③即日契約を迫ってくる(今日限りのキャンペーン価格・すぐに対応しないとマズいなど理由は様々)

④モニター価格やキャンペーン価格と謳って何十万・何百万の値引きをするといってくる

⑤名刺を要求しても切らしているなどと言って出さない

外壁や屋根に多いのは①~⑤すべて、太陽光に多いのは③~⑤です。

下記は実際にオーナー様よりご相談いただいた例です。やりとりの内容をお伺いし、簡潔に文字に起こしてみました。

業者「近くで工事をやった帰りに通りかかった屋根業者ですが、屋根瓦が外れかけているように見えます。もしよければ無料で見ますがいかがでしょうか?」

業者「屋根瓦のここからここが外れていてすぐに新しいものと交換しないと危ないです。正直この状態でよくここまで持っていたと感心します。この工事なら全部で150万円くらいかかるのですが、すぐにやらないと危ないですし今日契約していただければ半額の75万円で大丈夫ですよ」(なぜかこの時点で見積もり書を持っている)

オーナー様「なるほど、深刻なんですね。一応知り合いの建築会社にも聞いてみるので名刺をもらえますか?確認して連絡します」

業者「すみません、今名刺を切らしておりまして。また明日来ますので、その時に返事を聞かせてください。失礼します」

 

その後、また来ると言っていた業者がくることはなかったそうです。

しかもたまたま寄っただけなのに見積もり書を持っているのは変ですね。そもそも家は一軒一軒つくりが違いますし、特にリフォームの見積書はしっかりと現地調査をしないと出せません。

こちらのお宅は弊社も見に行ったのですが、業者が言うようなひどい瓦の破損やズレもなく、しいて言うなら経年劣化した一部分を補修・取替すればよいもので緊急性も特にありませんでした。費用も高く見積もっても10万円ほど。オーナー様が警戒心の強い方だったのが救いでした。

 

いかがでしょうか?面白いほど①~⑤に当てはまっていますよね。テンプレすぎて笑ってしまうような流れですが、実際は本当にこのパターンが多いです。つまるところ人の不安を煽り、契約を急かして他からの情報をシャットアウトして正常な判断ができない状態にするというわけです。この手法は昔から変わっていません。

 

また大幅な値引きというのも注意です。これもはじめは高く見せて一気に値引きすることでオトク感を煽り、感覚をマヒさせる典型的な手法です。きちんと現場調査をした見積もりなら大幅な値引きなんて発生することはありえませんので、大幅な値引きができるということは値引き前提で見積書を作っているという表れなのです。

 

それとモニター価格という言葉もよく使われます。HPに工事写真やお客様の声を掲載させていただく御礼という体裁をとることが多いですが、なんでホームページに載せたりするだけで何十万・何百万も下がるのでしょう?普通に考えればおかしいのは一目瞭然です。

 

飛び込み営業に少しでも不審に思われた場合は

①名刺をもらう(名刺を携帯しない営業マンなんてありえないので、もらえなかったらその時点でアウトです)

②その日に結論を出さない(これが一番重要!)

③その金額が妥当なものなのか、その業者が言っていることは本当なのかをしっかり吟味する

事が肝要です。

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